岡山観光 は つまらない!?

Googleで「岡山」を検索しようとするとサジェストで「岡山観光 つまらない」が出てきました。

以前、「やっぱり素通りですか岡山」という自虐的な岡山のコピーがニュースにでていましたね。

まとめると「とまらない つまらない 」岡山ということでしょうか。「うまい やすい はやい」の吉野家のようにもう1個欲しいですが辛いのでやめておきます。

ただ、私も生まれも育ちも岡山ですがそう思います。子どもの頃、行くとこ行くとこ面白くない。京山ロープウェイは別でしたが。

なぜ、つまらないか?

①岡山しかないというのがあまりない

岡山城、後楽園、美観地区の有名どころは他にも似たような場所が規模の違いはあれどなくはない。割と日本ではよくあるパターンの観光地なので大枠では既視感がある。また、見て回る感じの場所が多く子ども受けがよくないのではないのでしょうか。

2000年代に岡山駅前に質量共に充実した恐竜博物館(林原自然科学博物館)ができると聞いたときは心躍ったが親会社の林原の経営破綻により計画は中止。跡地はイオンモール岡山になっている。展示予定だった標本の一部は神奈川県や福井県の恐竜博物館や岡山理科大学に移ったり発掘場所のモンゴルに返還されているようだ。

なぜ、岡山県や市は買い取らなかったのか。なぜ他県にあるものは作りたがるが他県にないものを持とうとはしないのか。福井県の恐竜博物館に年間126万人の来館者があったことを考えると立地上その数倍の来館者はあっただろうに。

②岡山しかないというところがあったとしても認知されていない

実は岡山しかないスポット、岡山らしいスポットはある。子どもが喜ぶ施設もある。が、交通の便が悪いとか規模が小さいとかでそのためだけに行くのが躊躇されたり、そもそも認知されていないため見逃されているスポットも多々ある。

この辺は、本ブログでも取り上げないといけないと思う。知られていないのは存在しないのと同じだ。

岡山は「つまらない」。それは、短所だか、長所でもある。

「つまらない」から新しい発明につながっているのだ。カラオケボックス、海水浴場、猫駅長、囲碁、たまごかけごはん、青汁、バクダンキャンディー、日本酒、国産自動車、国産デニム、セルフうどん、ぶっかけうどん…これらは岡山発祥だ。※諸説あり

岡山では「つまらない」からこそアイデアが生まれ、工夫し日々新しいものが作られている。それは、10年前とあまり変わり映えしないマンネリ化した観光ガイドを見ても載っていない。

それは、映画の「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」くらい刺激的なはずだ。それを探しに岡山に来てほしい。安心して欲しい“それ”が見えても、終わらない。むしろ、始まる。

何回か来るうちに、かっぱえびせんのコピーのように、行くのが「とまらない」岡山になっているだろう。