岡山の妖怪 「すねこすり」、「すねもふもふ」、「またこすり」

「すねこすり」は、漢字を使うと「脛こすり」「脛擦(こす)り」と書く。

現在の岡山県井原市、矢掛町、高梁市で伝承があったようだ。夜道歩いていたら、脛を擦っていく「脛こすり」や股を何度もくぐり抜ける「股くぐり」が出たという。

高梁市の一部ではタヌキの仕業と言い伝えられているようだが、夜道に股を擦っていく「股こすり」は、きっと変態の仕業だろう

正体が野良イヌやタヌキなら「こすり」だが、正体がネコなら「もふもふ」もあるかもしれない。「すねもふもふ」、「またもふもふ」。なんて可愛い響きだろう。

妖怪「すねもふもふ」。早く商標登録しないと!

ちなみに、「すねこすり」がネコみたいに思われているのは水木しげる先生の「すねこすり」の造形によるところが大きいようだ。

そういや、最近、実は膝や股が擦られることが多い。しかも、白昼に。

まあ、自転車に乗っている時に脛をペダルにぶつけて脛が擦られ、サドルが悪いのか「股ズレ」しているだけだが、ロマンの問題で妖怪のせいにしておこう。

岡山には、「すねこすり」がいるぞ!ついでに、「すねもふもふ」も!