今、デンマーク由来の製品を好んで使っているためデンマークに興味がある。
実は岡山とデンマークは縁(えん)がある。いや、園(えん)があったというべきか。
デンマークのコペンハーゲンにある「チボリ公園」のデザインやノウハウを継承した同名の公園が岡山県倉敷市にあったのだ。残念ながら2008年に閉園していて、跡地は「アリオ倉敷」、「三井アウトレットパーク 倉敷」などになっている。
本家デンマークの「チボリ公園」は、世界で3番目に歴史のあるテーマパークで、「人魚姫」で有名なアンデルセンが童話の構想を練ったり、ウォルト・ディズニーがディズニーランドの構想を練る際にも訪れているなど創造的なものをつくるのに絶好の場でもあったようだ。
さて倉敷市の「チボリ公園」だが、岡山出身でありながら行ったことがない。自分が幼いころに祖母に「行く?」と言われたが(ジェットコースターなどがある)「遊園地」でなく(老人がいるイメージの)「公園」という響きを聞いて条件反射的に拒否してしまったのだ。
今考えると惜しいことをしてしまった。行っていれば、今頃私は「岡山のアンデルセン」か「岡山のウォルト・ディズニー」になっていたかもしれない。

デンマークは、世界に占めるGDPや人口が少ないにも関わらず国際的な企業が多い。
ブロックの「レゴ」、肥満症治療薬の「ノボノルディスク」、ビールメーカーの「カールスバーグ」、音響機器メーカーの「bang & olufsen」などだ。(個人的には、ジェンマブ、アセンディスファーマ、照明のルイスポールセンも。)
その理由として、1/14の日経新聞には
- 「海外への冒険を辞さない」(国内市場が小さいため国際的な視点を持たざるを得ない)
- 「テクノロジーの採用に積極的」
- 「幅広い国の政策」(起業家がリスクを負いやすいなど)
- 「忍耐強い株主」(長期的な視野で経営できる)
などをあげているが、アンデルセンやディズニーがしたように構想を練るのに最適な場の「チボリ公園」があることも一つの要因なのかもしれない。
重ね重ね倉敷の「チボリ公園」の閉園は残念だ。
他にデンマークと言えば、上のアフィリエイトリンクの「ラスムス クルンプ」のキャラクターがかわいい。(「ムーミン」もデンマーク生まれだと思っていたが、隣国のフィンランド生まれのようだ。)
「ラスムス クルンプ」のぬいぐるみを車のAピラー(フロントにある車の支柱)からひょっこり窓の外をのぞかせると可愛いと思う。違いが分かる大人は運転の死角ができないように気を付けて是非やってほしい。
センスの良い女子もカバンにつけると可愛いと思う。(いや、理由はなんでもよい。あなたがリンクをクリックして楽天で何か買ってくれればいい。「ラスムス クルンプ」のぬいぐるみを買う小遣い(アフィリエイト収入)が私には必要なのだ!!)
「チボリ公園」が閉園しても岡山とデンマークの交流が壊れず続いていることを願ってやまない。いろいろな視点や文化が組み合わされることでよりよい社会(岡山)になると思っている。
いろいろなパーツを組み合わせてよりよい創造物ができる「レゴ」のように。