昔、合気道を少しやっていた関係で藤平光一氏の著書を読み、そこに記載があった山岡鉄舟の弟子の小倉鉄樹著の「山岡鉄舟先生正伝 ――おれの師匠」で山岡鉄舟を再認識し憧れ、谷中にある彼が創建した臨済宗「全生庵」に何回か詣でたり、座禅をしたりしたこともある。
自分の墓を「全生庵」で、とも思ったが、コロナ禍で岡山に移住したため叶わなくなるかもしれない。子どもたちが成長して関東に行くならまた考えることにしよう。彼らが何かに迷ったら「全生庵」で座禅して、鉄舟先生の墓参りをして、何かを吹っ切った後に、ついでに自分の墓参りをしてくれればよい。
ま、そんな流れもあり、臨済宗開祖の臨済義玄やその語録である「臨済録」に興味を示すようになる。ちなみに、日本の臨済宗の開祖の栄西はわれらが備中(岡山)出身である。
一度は、岩波新書の「臨済録」を読んだが10%も理解できなかったと思う。
アマゾンで山田無文著の「臨済録」の評価が高い。ただ、評価も高いが値段も高いので躊躇していたが、鉄舟の「でもじゃねー!すぐやることにしよう。いいことするのに、グズグズするやつがいるか!」という言葉で買うことにした。