【大人の読書感想文②】『鬼滅の刃』にも通じる「1日1つ、なしとげる! 米海軍特殊部隊SEALsの教え」を読んで

1日1つ、なしとげる! 米海軍特殊部隊SEALsの教え

著者は、米海軍特殊部隊SEALsとして37年のキャリアをもつ元米国海軍軍人で、最終階級は海軍大将になった人物。テキサス大学卒業の感動スピーチが書籍化なので「著者」というべきかは疑問でもあるが。

よく世界最強の特殊部隊というとだいたい米Navy SEALs、米グリーンベレー、米デルタフォース、英SASが上位に来るが、ハリウッド映画でよくでてくるのがNavy SEALsで、「GIジェーン」、「アメリカン・スナイパー」、「ティアーズ・オブ・サン」などがある。

ちなみに、推しの英SASはウクライナのゼレンスキー大統領の身辺警護をしているという噂があり、十数回も暗殺を阻止したという。*1

特殊部隊は物理的にも精神的にも極限の環境で活動することもあり、選抜や訓練が特別厳しいことでも知られる。

さて、本を読んでいくと、いわゆる成功する人の共通するメッセージに他ならないことが分かる。だいたい、成功する人、何かをやり遂げる人は同じことを言っている。

  • 「諦めない」
  • 「小さいことを大事に」
  • 「周りを巻き込む(みんなとやり遂げる)」
  • 「失敗に学ぶ」
  • 「挑む(挑むものが勝利する)」
  • 「冷静に考える」
  • 「器を大きく」

そして、これらを為すために「大きくて強い志をもつ」こと。世界をよりよく変えるなどの志がないと、厳しい訓練や実戦を乗り越えることはできない。

イメージしやすい例で言うと、「鬼滅の刃」の炭治郎。彼も、「鬼殺隊」というある種の特殊部隊の隊員。彼は、何があっても「諦めない」。匂いやちょっとした違和感などの「小さいことを大事に」して、「他のメンバーを巻き込ん」で鬼を倒しています。「失敗から学び」、「冷静に考え」て突破口を見出します。彼は、よく「考えろ、考えろ」とつぶやいていますね。そして、何があろうと逃げずに、「挑み」ます。

なぜ、そんなことができるのか?それは、「妹の禰豆子を人間に戻したい。これ以上他の人に悲しい思いをさせたくない・させない。よりよい世界に変えるんだ!」という強い志があるため。そして、「器が大きい」というか鈍感?のため、誰からか好かれ巡り巡って助けられているのもポイントです。

この本で書いていることは、新しい概念はなくパラダイムシフトをおこす内容ではありません。ただ、元特殊部隊員である著者が実体験を基にいうことで説得力が違うのです。

日本人全員がこの本を読むと、日本(世界)はもっと変わるのかもしれません。それか、皆で「鬼滅の刃」を見るか。

さて、この本を読んで1つなしとげたことがあります。やっとこのブログを書き終えたのです。

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参考:

*1 すでに十数回の大統領暗殺を阻止…プーチンをイラつかせるイギリス特殊部隊「SAS」の仕事ぶり PRESIDENT Online