ブータロ君、ブータロ君。

なんだい?コッコちゃん。

今度、うちの卵を売り出すんだけど、どうやったら買ってくれたり、買ってくれた人がリピーターになるかな?

なんか卵に模様付けて、「恐竜の卵」って売ったら?なんか興味本位で売れそう。

絶対、それあかんやつじゃない?そもそも「恐竜の卵」って旨いイメージがなくない?いや、不味そう。

じゃあ、逆説的に奇をてらって「食えるなら食ってみろ!このくそまずい卵」とか、なんかのパロディっぽい「玉子の王子様」の商品名で売るとか?

どれも却下だけど。まあ、ネーミングとかキャッチなコピーは大事だよね。ほかにある?

生産者の志とか、生産者のニワトリに対する愛情やこだわりみたいなのを周知するのとかどうだろう?

マツダが結構やっているイメージで、エンジニアやデザイナーの方がユーザーさんと対面で説明したり、テレビ出たり、本を書いたりしている。ああいうのを見るとちょっと興味わくし、実際にマツダ車を持ってたら自分のクルマがこんな「志」で開発・製造されてるんやって知ったらいい気分になるし、少なくとも悪い気分ではないよね。

そうね。生産者のこだわりね。ほかには?

包装紙とかも可愛くしたり。どこかの土産のお菓子の話だけど、包装紙を可愛くしたら売り上げが30%あがったらしいね。

認知も大事。そもそも知らないと誰も買おうともしない。いや、その存在すらも知らない。

あと、買いたいときに、買えるか。リピートしようにも、売ってないと買えないし。

なるほどね。まあ、いろいろあるね。ブランディングマーケティングとか横文字の言葉がいろいろあるけど、そもそものその商品のモノ自体が良くなくちゃね

いいもの食べて高品質の卵を産まないと。さて、目の前の「夏バテにおすすめ」のブタでも食うか。

急にブラックすぎるっ!